
新年度のNHKテレビで「妓生(キーセン)」が始まると言う。
お硬いNHKがやると言うので、いろいろ調べて見た。
妓生(キーセン)とは朝鮮王宮の宮妓学校生徒の略。
十三歳から十五歳までの少女に歌舞音曲のみならず詩歌管弦などの技芸を教え、宮廷の宴席で奉仕させたのが始まり。
その位置・役割は時代に応じて変容し、李朝朝鮮時代までは主として宮妓を指したが、日本の進出と植民地化にともない、日本の娼妓的な役割を強め、今日に至っている。
つまり高級官僚の身の回りの世話をする傍ら宴席で歌や踊りを披露して、夜の相手までしていたらしい。日本のバブル期にはオヤジ連中が大挙押し寄せ、伝統と格式のあるキーセンを荒らしまくり、その質を低下させていった。バブルが弾けてからは、当然のことながら、日本からの需要は減り、レベルの低下に拍車をかけ、多くのキーセンハウスは廃業に追い込まれた....。
現在、生き残ったキーセンハウスは低価格戦略をとり宴会を省き、単なる売春斡旋所と化していると言う。
本来のキーセンの楽しみ方は、格式の高い荘厳な建物の中での宴会から始まる。アガシも当然、美貌と教養を身につけた厳選された女性である。日本語も話せるアガシが多い。宴会では、チマチョゴリに身を包んだアガシが食べたい物があれば箸で食べさせてくれ、いろいろと盛り上げてくれる。
タイにも、ノーハンドレストランと言うのがあるが、おそらくこれを真似たものだろう。料理は家庭的な韓国料理が多く辛いものは少ないので日本人の口に合う。2時間程の宴会が終わると皆でカラオケに行ったり、もちろんアガシと二人っきりで町を案内してもらうのもいい。そして最後はホテルでのサービス抜群で、男のツボを心得ているアガシが多いと言う。
さて男性諸君の「よだれ」が出ないうちにお開きとしましょうネ。
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