

パープルシャドウズと言えば「小さなスナック」のヒットで一躍脚光を
浴びたGSである。
このバンドはもともとはハワイアンバンドであったことは余り知られて
いない。
リーダーの今井久を中心にコーラスもうまい。特に今井久のスチール
ギターのテクニックは見ものである。エレキを胸にかけスチールを弾く。
独特なスタイルでこれまでやってきた。
ハワイアンはワイキキの浜辺、ホノルル今日はなど早い曲を得意と
している。もう一度じっくり聞きたいものだ。
パープルシャドウズは、1968年結成のグループサウンズの
ユニットである。
当時、グループサウンズ人気は下降線をたどり始めていたが、
他のグループサウンズとは異なるムード歌謡的な(あるいはフォーク
ソング的ともいえよう)曲調の「小さなスナック」の大ヒットを飛ばした。
しかしながらヒット曲と呼べるのはこの一曲程度で、その後自然消滅した。
ハワイアン的なムード歌謡風の曲調が特徴。リードギターの今井久の
テクニックには定評があった。今井のギターをフィーチャーした
インスト・アルバムも発売された。
1980年にロス・インディオス&シルヴィアが大ヒットさせた「別れても好きな人」は、
パープルシャドウズが本家である。元はシャッフルのリズムだったが、
ロス・インディオス&シルヴィアのカバーバージョンは落ち着いたムード歌謡調に
アレンジし直されている。
2008年現在のメンバー。
* 今井久 :ヴォーカル、リードギター
* 赤井美紀絵“マリリン”:ヴォーカル [1991年~]
* 伊藤康夫 :ドラムス [1976年~]
* 門脇優“npeかどわき”:ベース [1990年~]
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