


「カホン」とは木製の箱をまたいで打ち鳴らす打楽器である。
奴隷全盛時代、アメリカ大陸より前に南米はペルー、ボリビアなどにアフリカから
大量の奴隷が連れてこられた。
当時は銀の採掘が盛んでそれらの作業に従事させられたのだ。
この時に黒人は太鼓などを使って打ち鳴らしていたが、それを騒ぎになるのを
恐れ禁止したことから箱を打ち鳴らしてリズムを取るようになったのが始まりと
される。
今では立派なパーカッションとして定着している。
ペルーやボリビアなどは子供の頃からたしなんでいて、かなりの人気でもある。
カホン(Cajón)は、ペルー発祥の打楽器の一種。カホーンとも発音される。
カホンは楽器自体に跨って演奏される箱型のもの(ペルー式と呼ばれる)からコンガの
ように股に挟んで演奏されるもの(キューバ式と呼ばれる)まで、打面が木製である
打楽器全般を指す。 通常ペルー式カホンを指す場合が多い。
古くはキューバの民族音楽であるルンバで用いられてきた。 1970年代にはフラメンコ
ギタリストのパコ・デ・ルシアによってフラメンコの世界に持ち込まれ、今ではフラメンコ
の重要な伴奏楽器として認識されるまでに至っている。 近年ではコンパクトで電源が
要らず、ドラムセットのようなサウンドを得られることもあり、ストリートミュージックに
重宝されている。
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