


ニューヨークの地下鉄でのストリートミュージシャンは有名だが、思いもかけない
楽器を使ったストリートミュージシャンがいるものだ。
それがハンマー・ダルシマーである。
ハンマー・ダルシマー(Hammer dulcimer)は、数千年前のペルシャが起源とされ、
ピアノの元祖ではないかと言われている。「甘美な旋律」を意味するラテン語
「dulcis melos」に由来する。箱型の共鳴体に張られた多数の金属製の弦を、
ばちで打って演奏する。弦を弓などで擦るか、弾いて音を出す演奏法が圧倒的に
多い弦楽器の中では、数少ない例である。同系の楽器として、西南アジアの
サントゥール、ハンガリーのツィンバロム、中国の洋金(楊琴)、ドイツのハックブレット
がある。
アジアで使用されるダルシマーは比較的小型であるが、ヨーロッパではオーケストラで
使用するにあたって音域を広げる必要が出てきた為に大型化が試みられ、
中には100キロ近い重量をもつものも作られている。
実際にベトナム旅行で聞いたことがあるが違和感は全くなく、バンドの中へ溶け込んで
いる不思議な楽器で
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