















ハワイ島の郊外に「BUZZY HISTO HULA」
(バジィ・ヒスト・フラ)のハラウがある。
これを運営しているのがクムフラでレイメーカーの
「バジィ・ヒスト」である。
彼の作るレイは基本に忠実できれいだと評判だ。
彼の口癖は「レイは神と人との橋渡し」であると常に言っている。
従ってレイは大変重要なものだと説く。
その為レイ制作は気合いをいれて行う。
今回は「ビリ」と言うレイの作り方を教えてくれた。
先ず「ティーリーフ」を半分ぶした「バキ」にシダを一つずつ
折り曲げて巻きつける。
この島に自生する「リコ」と言うシダを使う。
同じくハワイの花「アアリイ」を巻く。
銀色に輝きビロードのような感触を持つ
地元の山々でしか採れない植物なのだ。
さらに「パイオネ」をつける。
違う種類の花を加え、レイの色数を増やすのがコツ。
花がお互いを引きたてる効果を狙う。
「ビリ」は花を一つずつ巻いて作っていくのが特徴だ。
花を使えば使うほど美しくなる。
フラ競技会に参加するときはレイを特別に扱うと言う。
それは競技会にはそれまで流してきた汗や流儀、神の教え
などが隠されているからだ。
従って彼等は決してレイを軽視はしない。
先ずビーチでレイを海に捧げる。
そしてレイを受け取った人が幸せになるように祈る。
レイを受け取る人の笑顔を楽しみに。
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