






















ハワイ諸島が観光に着手したのが1901年。あれから110年、今や年間約700万人
がハワイを訪れている。このうち日本人が約150万人と言われている。
その後サンフランシスコとホノルルを結ぶ定期客船「マトソン・ライナー号」の就航で
飛躍的に観光客が伸びたのだ。
当時沼地であったワイキキ(ハワイ語で水が湧き出ると言う意味)に沖合の海から砂を
すくいあげビーチとして開拓したのだ。その為今でもビーチキーパーが日夜メンテナンスに
余念がない。
サトウキビやパイナップルなどが大規模に栽培されたハワイであったが、現在は農業収入
は州の年間総生産の約1%を占めるにすぎなくなってきている。それでも約4000の農場が
あり、平均規模は157ha。年間農業収入の約84%は農作物収入。主要作物であるサトウキ
ビとパイナップルは、今も大規模な農場で栽培されている。
サトウキビはハワイ・マウイ・オアフ・カウアイの島々で生産。パイナップルはかつては
オアフ、マウイ、モロカイ、ラナイといった島々の基幹となる産業であったが衰退し、多角的
農業が重要性を増している。また、果実や野菜は地元市場向けに栽培され、輸出向けの
パパイア・マカデミアナッツ・花・苗木などの嗜好品が発展しつつある。
さらにハワイ島のコナ地区ではコーヒーが輸出用に栽培されており、合衆国唯一のコーヒー
生産地となっている。いくつかの島では肉牛の飼育もおこなわれていいる。 また、捕鯨基地
として栄えたハワイの現在の漁業は、マグロ漁が中心となり、年間漁獲高は約7000万ドル。
工業は州総生産の約4%を占め、1万9000人ほどが従事している。おもな工業は、粗糖、
果物の缶詰、ジュースなどの食品加工・印刷出版・衣服や織物など。加工食品と織物は地元の
ほか、本土や外国市場向けに輸出されている。
このようにハワイでは観光事業の他に産業面でも活発化している。
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