












1973年ロサンゼルス生まれの38歳。2000年、27歳で初めて旅行で訪れた
ハワイに魅了され、6カ月後に移住。アルバイトをしながら、ハワイ大学でアートを学ぶ。
本格的に絵を描き始めたのはつい最近のこと。瞬く間にサーフアート・シーンの新星と
して、注目を集める存在になる。
ヘザー・ブラウンの絵は木版画やステンドグラスを思わせる太いアウトライン。
鮮やかでいて繊細な色。ハワイの自然やアロハの精神を彼女の瞳を通して昇華させた
ペインティング作品は、今や世界中のサーフアート・シーンで熱い注目を集めている。
そして、東京・青山にも世界初の常設ギャラリーがオープンした。
「トロピカルで美しい自然、心地よい気候、くつろいだ雰囲気。すべてが私にとって、
パーフェクトだった」と語る彼女は、その6カ月後にはボーイフレンドといっしょに
移住してしまったのだから驚く。
すぐにアルバイトをしながら、ハワイ大学でアートを学ぶ生活をスタートさせたヘザー
だったが、当時は自分が画家としてやっていけるとはまったく想像していなかったのだ
という。「大学に通いながら、ウエイトレスをしたり、DFSの水槽掃除をしたり……。
それ以前も含めて、いろいろな仕事を経験してきたけれど、一度も幸せを感じたことは
なかった。将来、アートに関する仕事ができたらいいなとは考えていた程度だ。
今や一流アーチストの仲間入り、絵画の値段もコピーでさえ、500ドル、原画
となると3000ドル以上だ。それだけ価値も高いとの評価を受けている。
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