













ハワイはオアフ島のカネオヘビーチ。
カムハイウェイの途中にある小さなお店ワイカネストア。
手作りのワイカネチキンやえびのてんぷら、巻き寿司など種類は少ないが所狭しとケースに
並んでいる。気さくな日系人のマスター(ネイデアン・トクザトさん)が少しの日本語で
迎えてくれる。美味しいチキンと巻き寿司を買って近くのクアロアビーチパークで食べる
のが一般的なのだ。
巻き寿司は好評で日本では見られないソーセージなども具に入っている。
多い時で一日400本も売れると言うから驚きだ。
創業は113年前になるが母親のハルコさんが跡を継いだのは1959年だから約50年
になる。そのハルコさんも2008年98歳でこの世を去った。
このジェネラル・ストアは1898年にWah Chan Storeとして開店したのがその礎となっ
ている。
1929年にこの店のオーナーとなった日系一世のJitsuheiさんとYukuさんとの間に生ま
れたハルコさんは、結婚後にワイカネに移り住み、経営を両親から引き継いだ。
「人には親切に、そして、いつも感謝の気持ちを表しなさい」
そう言う彼女は、芯の強い働き者で、人に親切でうらおもてのない優しい女性として、
地域の人々から慕われていた。
お店に行けばいつでも忙しく働くハルコさんがいて、訪れる人たちを家族のように迎えて
くれる。そんなワイカネ・ストアは、いつの頃からか親しみを込めて"ママサン・ストア"
と呼ばれるようになったと言う。
そして、1998年にハワイ歴史的名所審査評議会
(The Hawai`i Historic Places Review Board)によってハワイ州の歴史的建造物として
登録され、さらに、アメリカに現存する歴史的建造物としても推薦されている
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