よさこいは、夜さり来い(夜にいらっしゃい)という古語が変化した言葉。または、
高知県の民謡であるよさこい節、同県のよさこい祭りの略。他に高知県のよさこ
い祭りの形式を取り入れた、各地の祭り・イベント・踊りの呼称として、よさこいと
呼ぶ場合がある。よさこい節のよさこいの意味は、どの説に従うかによって解釈が異なる。
「夜さり」は夜分や今夜という意味で、9世紀末から使われていた言葉である。
「さらに夜さりこの寮(つかさ)にまうで来(こ)とのたまいて/竹取物語」。また「り」
がとれた「夜さ」という形では1707年ごろから人形浄瑠璃に登場する。
なお、日本の各地で夜分のことを「夜さり」と言う方言が残っているようであるが、
現在の土佐弁ではよさこいと言えば、よさこい節・よさこい祭りのことを指し、
夜にいらっしゃいという意味では使われていない。
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