
東日本大震災で被災した福島県いわき市のスパリゾートハワイアンズのフラガールが、
今年4月から全国の小学校をキャラバンする「きづなスクール」をスタートすることが15日、発表された。
“フラガール先生”が小学校を訪問し、営業休止となっても復興を願い全国を巡業してきた活動を紹介し、
「未来をあきらめない」メッセージを伝えていく狙いだ。
出張授業は地元福島県から始まり「要請があれば全国どこへでも行く」。小学3~4年の児童を対象に、
フラガールたちの復興へ向けた体験を話し、新曲「アイナ(ハワイの言葉で故郷) ふくしま」を披露する。
ダンス体験教室も要望次第で行う。
キャラバンにかかる交通費や出演料などの費用はハワイアンズが負担する。
震災後、新リーダーに選ばれた福島県双葉町出身のモアナ梨江さん(29)は「復興へ向けて経験した
ことを子どもたちに伝えていきたい」と話した。
全館営業再開した2012年度の宿泊客は約138万人になる見込みで、2010年度の148万人の約9割
まで回復した。ハワイアンズを運営する常磐興産の斎藤一彦社長は「(観光客誘致に)即効性は期待し
にくいが、中長期的視野で考える。まずは子どもたちに熱い思いを伝えていきたい」と話した。
問い合せはハワイアンズ営業企画室東京事務所(TEL 03-5645-7078)へ。
スポンサーサイト