「アロハ・オエ」。
ハワイ王朝最後の女王リリウオカラニの作。
感性豊かな女王は、ハワイコア材100%のピアノで100曲以上創作したといわれています。
この歌は、諸説ありますが実際にリリウオカラニ女王が体験した出来事から生まれたと言い
います。下記の説が有力。
オアフ島のマウナウィリ(Maunawili)の牧場を訪れ、昔からの友人や知人と楽しいひととき
を過ごした。
ホノルルに帰らなければならないリリウオカラニは、最後にカネオヘ湾の美しい風景をもう一度
眺めておこうと振り返ったときです。
彼女の目に映ったものは、故郷から帰ってきた軍人と少女との別れの抱擁でした。
甘く切ない風景を目にした女王は、帰りの馬を走らせながら詩と音楽を完成させたと言う。
この経緯がもとで、アロハ・オエは別れの曲であると思われています。
しかし、実際にはこの曲が、女王の宣教師の友人が葬儀で歌われているのを耳にしたとき、
驚いてこういったそうです。
「この曲は、ラブソングです。別れの曲ではありません。」
曲の意味は、アメリカでは「さようなら、君よ」という意味で知られています。
しかし、ハワイ語では「本当の愛をあなたに」という意味が一番近いのです
感性溢れる女王だからこそ、別れの抱擁に本当の愛を感じ取ったのですね。
~アロハオエ ALOHA ‘OE~
岸に降る雨は誇らしげ
森の中へゆっくりと移動する
蕾をもとめて
そして高地の小さなレフアの花々を
アロハオエ アロハオエ
ああ、森の深い森の芳香
一度甘い抱擁をして私は立ち去ります
再び会いにくるために
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