





川内 康範(かわうち こうはん、1920年- 2008年)は、日本の作詞家、脚本家、政治評論家、
作家である。本名、川内 潔 。
1920年日蓮宗の寺に生まれる。小学校を卒業後、数々の職業を転々とする。大都映画で大道具
だった兄を頼って上京。新聞配達をしながら独学で文学修業を重ね、日活のビリヤード場に就職。
人脈を広げて、日活の撮影所に入社する。
1941年、東宝の演劇部へ入社。やがて撮影所の脚本部へ転属となり、特撮や人形劇映画を担当した。
その傍ら舞台の脚本なども執筆。東宝退社後、新東宝やテレビなどの脚本家、浅草の軽演劇の
劇作家として本格的な活動開始する。
1950年代から1960年代にかけて、多くの映画の原作脚本を手がける。特に、1958年に原作と脚本を
手がけたテレビドラマ『月光仮面』は有名で、子供向け番組の原作や監修も手がける。その後作詞活動
も始め、「誰よりも君を愛す」、「君こそわが命」、「骨まで愛して」、「恍惚のブルース」、「花と蝶」、
「伊勢佐木町ブルース」、「おふくろさん」など数多くのヒット曲を送り出す。
2008年居住地であった青森県八戸市の病院にて死去した。88歳没。死因は、慢性気管支肺炎であった。
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