
草創期のテレビ界で放送作家として活躍し、「上を向いて歩こう」をはじめ
多数のヒット曲を作詞するなど多方面で才能を発揮した永六輔(えい・ろくすけ、
本名・永孝雄=えい・たかお)さんが死去したことが11日分かった。83歳だった。
東京・浅草出身。10代の頃のNHKラジオへの投稿がきっかけで放送作家の
道へ進む。ラジオや草創期のテレビ番組に携わり、1961年から66年まで
放送されたNHK「夢であいましょう」などの人気番組の脚本を書くかたわら、
自らも番組に出演し、独特の早口なしゃべりで人気者になった。
作詞家としては、中村八大さんが作曲し、水原弘さんが歌った「黒い花びら」が
59年に第1回日本レコード大賞を受賞。以後も中村さんとのコンビで「上を向いて
歩こう」「こんにちは赤ちゃん」「遠くへ行きたい」などの国民的ヒット曲を送り出した。
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