










ジェームス・ディーンは交通事故で24歳の若さで亡くなるまで3本
の映画しか出演していない。
「エデンの東」「ジャイアンツ」「理由なき反抗」である。
このうち「理由なき反抗」だけ見ていなかったので衛星映画劇場でこの
ほど上映された。1955年(昭和30年)制作と言うから今から55年前
と言うことになる。
しかし新鮮そのものだ。
古き良きアメリカの豊かな国と言うことが描かれている。高校生でも車を
乗っているのだ。敗戦国日本とは大違いだ。
あらすじはこうだ。
17歳の少年ジム(ジェームズ・ディーン)は泥酔のため、集団暴行事件の
容疑者として警察に連行された。彼は、そこで夜間外出で保護を受けた少女
ジュディ(ナタリー・ウッド)や、仔犬を射って注意されたプレイトウ少年
(サル・ミネオ)と知り合った。ジムの一家は転居続きであった。彼の父親
(ジム・バッカス)は意志薄弱で、家庭は男まさりの母親(アン・ドーラン)が、
きりまわしていた。
ガールフレンドのジュディの家庭もうまくいかず、2人は恋仲になるが不良
仲間とのトラブルなどがからみ、最終的にはプレイトウ少年は警官に射殺
されてしまう。いずれも家庭がうまくいっていない若者の葛藤を描いたものだ。
久し振りにジェームス・ディーンの魅力が伝わった映画でもあった。
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