













ハワイはカイルア・コナに日系人の始めたコーヒー農園があった。
ウチダ・ファームである。現在はミュージアム(博物館)として
保存されている。
1900年明治政府の移民政策により日本から約600名の
サトウキビ栽培が目的で入植した。そこがラハイナである。
その中に熊本県出身の内田大作さんがいた。サトウキビ栽培は過酷
を極めおまけに低賃金に見切りをつけ、当時有望とされたコーヒー
の栽培のためカイルアに移り住み農場のリース契約を結ぶ。
内田大作さんの先見の明があったのだ。1912年日本人女性と結婚、
1915年長男正男さんが誕生した。その後7人の子供に恵まれ家族で
コーヒー農場を支えた。これがコナ・コーヒーの誕生である。
コナ・コーヒー繁栄の影に日系人がかかわっていたことは余り知られていない。
1994年農場のリース契約が切れ農園は廃業したがミュージアムとして今も
保存されている。現在この兄弟は健在でホノルルに住んでいる。
コナ・コーヒーとは・・・
ハワイのハワイ島西岸のコナコーストで主に栽培されているコーヒーの総称
である。 アメリカ合衆国の州では、ハワイ州がコーヒーを商業ベースで生産
している唯一の州であり、ホワイトハウスの公式晩餐会で出されるコーヒーは
必ずコナコーヒーである。 なお、日本企業でも、UCCやドトールコーヒーが
コナコーストで観光農園を経営している。
非常に強い酸味を持つ。ブレンドに用いると良質な酸味が与えられると言われる。
ブルーマウンテンに次ぐ高価な豆である。高価な理由は、希少価値というよりも、
コーヒー豆の原産国のうち、唯一先進国のため、人件費・土地代などの費用が
高いためと言われている。
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