





石井 好子(1922年 - 2010年 )は、日本のシャンソン歌手。
日本シャンソン界の草分けであり中心人物として知られている。
日本シャンソン協会初代会長。東京都出身。東京芸術大学声楽専科卒業。
母の勧めにより6歳からピアノを習う。大学では主としてドイツ歌曲を学んだ。
大学卒業後、渡辺弘とスターダスターズの専属歌手などを務めたのち、
サンフランシスコでの留学を経て1952年に渡仏し、パリでシャンソン歌手
としてデビュー。サンフランシスコ時代に、遊びにいったホテルのバーで偶然
ジャズ界の重鎮ルイ・アームストロングと出会い共演をした。
1961年、石井音楽事務所を設立し、裏方に回る。岸洋子、芦野宏、加藤登紀子、
田代美代子などのマネージメントを担当し、隆盛を極めたが外国人歌手の
招聘公演の失敗などから赤字がかさみ、1977年に閉鎖。その後は本格的に
歌手としての活動を再開させる。1991年には日本シャンソン協会を設立し
会長に就任。2002年より神戸大使を務めている。
エッセイストとしても知られ、「巴里の空の下オムレツのにおいは流れる」は
現在でも発行されているベストセラーである。食通として知られ、
「料理の鉄人」にはたびたび審査員として出演した。
晩年まで歌手・エッセイストとして活躍し、2010年肝不全のため死去。87歳没。
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