














ハワイ島のオピヒカオと言う小さな町にその民芸品ラウハラ細工があった。
「ラウ」とはハワイ語で「葉」を意味し、「ラウハラ」とは「ハラの葉」の意味。
ハラは、タコノキ科。和名をシマタコノキといい、主にハワイ海岸付近の乾燥
した土壌でよく見かける。
タコの足のように広がった根、とげのある細く尖った葉、パイナップルに似た
3色の果実をつける。
細長い葉は横方向にとても強く、耐久性、柔軟性に富んでおり、編み細工に
使われる。
葉の両端にはとげがあるが、とげを剥ぎ、1日以上水につけた後で陰干しし、
適当な幅に縦に裂いてから使用する。
ラウハラを編む作業は伝統的に女性の仕事とされてきており、
ラウハラ編みでは、ブレスレット、敷物やバスケット、カヌーの帆など様々な
ものを作る。ハワイのお民芸品としても定着しいる。
ラウハラの網目模様は、ハワイアンファブリックのデザインにもよく取り入れ
られている。
この制作者として知られる「ミシェル・ザーネ」さん。ハワイを代表する作品
づくりに余念がない。
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