




ジェームズ・クック(James Cook, 1728年 - 1779年)は、
イギリスの海軍士官、海洋探検家、海図製作者。キャプテン・クック。
庶民からイギリス海軍の大佐に昇りつめ、太平洋に3回の航海を行い、
オーストラリア東海岸に到達、ハワイ諸島を発見した。
10代を石炭運搬の商船隊員として過ごした後、1755年にイギリス
海軍に入隊、7年戦争に加わった。ケベック包囲戦では、戦艦の航海長
としてセントローレンス川の河口域を綿密に測量し海図を作成した。
海図はウルフ将軍の奇襲上陸作戦の成功を導き、クックの存在はイギリス
海軍省と王立協会に注目されることとなった。クックは南方大陸探索の命
を受けて、三檣帆船エンデバー号を指揮し、11766年に第1回航海に出帆した。
クックは多数の地域を正確に測量し、いくつかの島や海岸線をヨーロッパ
に初めて報告した。クックの幾多の偉大な功績をもたらしたのは、
卓越した航海術、すぐれた調査と地図作成技術、真実を確かめるためには危険
な地域も探検する勇気、逆境での統率力、海軍省の指令の枠に納まらない探検
範囲と気宇の壮大さ、これらのすべてであったと言えよう。また壊血病の予防
に尽力し表彰されている。
第3回航海の途上、ハワイ島で先住民との争いによって1779年に落命した。
理由としては当初クックは神の子として崇められていたが、それが人間である
ことがわかり、船上から海へ突き落されて死亡。享年51歳。
しかしその後名誉が回復され、ハワイ島にモニュメントが建立されている。
スポンサーサイト