























渡辺 貞夫(わたなべ さだお、1933年生まれの78歳 )は、栃木県出身の
日本のジャズ/フュージョンサックスプレーヤー、作曲家。「ナベサダ」の愛称が
ある。フルートも吹く。
実父は薩摩琵琶奏者。ビングクロスビーの映画をみて、クラリネットを始める。
1951年上京し銀座のクラブ等で演奏活動を始める。1953年、穐吉敏子率いる
コージー・カルテットに加入。1956年に穐吉がアメリカに渡ってからは、渡辺が
バンド・リーダーとなる。コージー・カルテット解散後の1958年にはジョージ
川口ビッグ4に加入。1961年初リーダーアルバム『渡辺貞夫』を発表。
1962年にアメリカボストン市のバークリー音楽院に留学した。在学中にチコ・
ハミルトン、ゲイリー・マクファーランド、ガボール・ザボ等と競演。
1977年発売のアルバム、フュージョン・アルバム『カリフォルニア・シャワー』
はジャズ界では空前の大ヒット作となり、フュージョン・サウンドをポピュラー音楽
として広めることになる。又、ボサノヴァ、アフリカ音楽等ワールド・ミュージック
のエッセンスをいち早く吸収し自身の音楽世界を創造して来た先見性は目を見張るもの
があった。そしてチャーリー・パーカーを原点とした彼のアルト・サックス奏法は
現在まで変わることはない。
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