






















高橋 辰郎(たかはし たつお、1952年生まれの59歳)は日本のチェンバロ製作者。
武蔵工業大学機械工学科卒業。チェンバロ演奏家の高橋尚子は妻。
代々家具職人の家系に生まれ、ごく幼い頃から職人だった両祖父から木工の手ほどきを受
ける。その後、叔父より木工技術を習得する。学生時代より独学でチェンバロ製作を始める。
機械工学科に進んだのは、チェンバロのための音響工学的計算を学ぶためという。
チェンバロは一時期製作が途絶え、当時の製法自体が不明となっているため、現在新規に
製作されている楽器は、ヨーロッパの古城や博物館などに残っている楽器の寸法を測定し、
複製したものであるのが普通であるが、高橋は「現存しているものが、直ちに名器とはい
えない」という考え方で、複製楽器の一切を否定し、独自の理論に基づいてチェンバロの
名器を復刻しようと試みる、世界でも唯一の製作家である。
彼の製作楽器の主流はイタリアン・ジャーマンであり、その点でも、他の日本の製作者と
は一線を画している。
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