










マウナケア天文台群(Mauna Kea Observatories)はハワイ島のマウナ・ケア山頂
周辺にある、世界各国の天文学研究機関に所属する第一級の天文台・望遠鏡が集合する
区域である。
一帯は面積約500エーカーで、マウナケア科学保護区内で「天文学管区」と呼ばれる特別
土地利用区域となっている。天文台管区は1967年に設けられた。この区域はハワイ大学
が管理し、各国の研究機関に土地が賃貸されている。この場所に建設された科学・工学の
研究施設への投資額は総額20億ドル以上に上る。この天文台管区は、ハワイ文化の重要
性を守るために制定された歴史保存法の下で保護された土地の中に位置している。
マウナケアの高い標高と太平洋の中央に孤立した立地によって、この山は地球上で天文学
の地上観測に最適な場所の一つとなっている。ここはサブミリ波・赤外・可視光での観測に
とって理想的な場所である。この場所でのシーイングの調査結果からは、マウナケアが可視
光・赤外画像の画質にとって最上の場所であることが分かる。
日本も「すばる望遠鏡」を設置している。
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