










ガタムとは南インドの民族楽器。
日本では唯一プロの奏者として「久野隆昭」がいる。
鉄分を多く含んだ赤土に更に鉄粉を混ぜ、500度程度の低音で焼いた素焼きの壷。
一部の職人によってしか作られない、鳴りを追求した楽器専用の壷。穴は1つのみ。
熟練した職人が100個焼いて、その中でプロ奏者の使用に耐えうるガタムは10個程度。
手に入れるのが非常に難しい楽器。
マナマドライ・ガタムとマドラス・ガタムの2種類がある。
各個体にはスルティ(楽器の調)があり、特定部分を水で濡らしたり、粘土や石鹸を貼り
付けたりすることで、チューニングを行う。
両手の指・手のひら・手首を使って演奏し、壷の側面・ネック・口を叩き分けることにより
様々な音色を出すことができる。
動きのある低音と硬質な高音が特徴的。「コンナッツコール」と叫びながらリズムを取る。
低音は、壷の口と奏者の腹部との距離によって音高が変化するため、奏者は自身の体
を使い、低音をコントロールする。そのため、奏者は腹部を露出して演奏する。
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