







声明(しょうみょう)とは日本のあらゆる音楽の原点である仏教音楽。
仏典に節をつけたもので儀礼に用いられる宗教音楽である。日本では、梵唄
(ぼんばい)・梵匿(ぼんのく)・魚山(ぎょざん)ともいう。
仏教が起こったインドで生まれ、それが中国に伝わり、中国から仏教伝来と共に
日本に伝わり、定着した。
日本での声明の発祥地は三千院のある大原魚山である。 754年(天平勝宝4年)
に東大寺大仏開眼法要のときに聲明を用いた法要が行われた記録があり、
奈良時代には、聲明が盛んにおこなわれていたと考えられる。
キリスト教に賛美歌があり、聖歌隊がいるように、仏教にも仏教を賛美してお経
に伏しをつけて歌う専門の僧侶がいた。源氏物語の中に度々出てくる法要の場でも、
必ず比叡山の僧たちによって天台声明があげられていた。
最近ではお寺ではなく、劇場のステージでエンターテイメントとして行われている。
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