





















サリナ・ジョーンズは1944生まれの68歳。アメリカ・ヴァージニア州生まれ
(初めてのステージ名はジョーン・テンプルだった)のサリナ・ジョーンズは、ここ日本でも
不変の人気を誇るジャズヴォーカリストである。若い頃から地元で歌っていたが、
ニューヨークに新天地を求めて移住。ハーレムのアポロ・シアターで行われたアマチュア・
ナイトで歌い、優勝。すぐさまヴィレッジ・ヴァンガード(N.Y.の老舗ジャズクラブ)で
プロとして出演するようになる。そして60年代半ば、アメリカを去りヨーロッパへ移住。
パリやロンドンで歌い始め、多くの賞賛を獲得した。またTV出演も多数こなし、シングルでは
「A Walk In The Black Forest」が大きなヒットとなっている。78年に初来日を果たした
サリナだが、以降も日本を頻繁に訪れ、東アジアで絶大な人気を獲得。
20枚に及ぶアルバムをリリースしている。--90年代にはヨーロッパやアメリカの音楽祭に出演
することで、さらにファン層を拡大。95年にはアラン・バーンズを含むバンドと共にアメリカを
ツアーし好評価を収めたが、陰りのあるスモーキィ・サウンドがサリナのバラードと絶妙な
マッチングをみせ、リスナーを酔わせた。ジャズ・ミュージシャンをバックに配しながらも、
ジャズ・シンガーの枠だけに収まりきらず、特有のリズミカルな歌唱法を確立している点が彼女
最大の魅力ではないだろうか。
その後アメリカの人種差別などに嫌気がさし、イギリスへ移住。
名前を変えることを条件に歌手活動を再開している。
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