「ヘイ・ジュード」("Hey Jude")は、1968年にビートルズが発表した18枚目の
オリジナル・シングル曲である。1970年2月にリリースされたアメリカ・アップル・
レコードのコンピレーション・アルバム『ヘイ・ジュード』に収録され、同アルバムは
1979年にはイギリスでも発売された。
レノン=マッカートニー合作。実質的にはポール・マッカートニーの作った楽曲である。
7分を超える演奏時間は当時のポップスとしては異例の長さで、後半で「na na na,na
na na na... Hey Jude」のリフレインを延々と繰り返している。
ジョン・レノンと当時の妻・シンシアの破局が決定的になった頃、ジョンの長男ジュリアン
(当時5歳)を励ますためにポールが作った曲と言われている。実際にこの曲は当初、
"Hey Jules" (Jules はジュリアンの愛称)として構想されていたとポールは語っている。
一方、ジョンは(オノ・ヨーコに夢中だった時期だからか)「自分への歌」と発言している。
1968年に、チェコスロバキアで、“プラハの春”が、ソ連軍によって弾圧されたとき、
チェコ語版のヘイ・ジュードが歌われた。このレコードを出したのはアイドル歌手、
マルタ・グビショバ。その後、彼女は政府の弾圧を受けたが、89年の無血革命のとき、
彼女の歌は革命のシンボルとしてよみがえる。
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