
若くして亡くなった演歌歌手がいる。
箱崎 晋一郎(はこざき しんいちろう、1945年生まれ)は、日本の歌手。
岩手県出身。1969年に『熱海の夜』でデビュー。発売当時、首都圏の
保養地として代表的な都市だった熱海市のご当地ソングとして話題にな
り大ヒット。女心を甘く切ない歌声で歌い上げる独特のファルセットが特徴で、
ムード歌謡の流行の波にも乗り人気歌手の仲間入りを果たす。
しかし、『熱海の夜』以降ヒット曲に恵まれず低迷。『抱擁』のヒットで再び
脚光を浴びたが、それも一時に過ぎなかった。実力はありながも好転しな
い生活、一時は箱崎晋一朗と改名したりしたが、なかなか這い上がれず、
キャバレー回りばかり繰り返される歌手活動に見切りをつけ、ディレクター
転身を決め、歌手として最後の曲として発表した『東京運河』が有線等で
ヒットの兆しを見せる最中、1988年末期の肝臓癌で倒れ死去。享年43歳。
妻のはこざき さちこ ● 昭和25年いわき市常磐生まれ。高校卒業後、
(株)常磐興産に入社、18才で新聞社主催のミスいわきコンテストで優勝。
その後、化粧品販売部員として転職、22才で歌手・箱崎晋一郎さんと結婚。
一男二女をもうける。昭和63年、夫が肝臓癌で他界。平成6年亡夫の遺志を
受け継ぎ『東京運河』を自費発売。プロ歌手として活動する傍ら、いわきに帰郷、
平成17年2月〈歌のみせ 抱擁〉を開店。
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