















「マリア・ハペス」。スペインセビリア出身。現代フラメンコの女王として世界各国で公演を行う。
ドラマチックでスタイリッシュなパフォーマンスがトレードマークでもある。
さらにストーリー性の強さ、照明と影の効果的な使用、フラメンコ以外の音楽を積極的に
取り入れるなど、世界的なフラメンコダンサーの中でも独自のスタイルを築き上げている。
幼いときからフラメンコとスペイン舞踊を学び、アントニオ・ガデス舞踊団などで活躍して
きた彼女は、1994年「リバーダンス」出演で世界的な注目をあびたが、実はそれより以前
に自らの舞踊団を結成、生まれ故郷セルビアで公演を行っていたのである。
その後、アンダルシア州立舞踊団監督に就任。アルゼンチンタンゴからロック、ポピュラーソング
など、フラメンコ以外の曲をフラメンコのテクニックで踊ってしまうという、スペイン舞踊史に残る
傑作「アンダルシアの犬-ブルレリアス」を上演。
カスタネットやマントンとよばれる美しい刺繍の施された大判のショールをつかいマリアが踊る、
シギリージャ、アレグリアスといったフラメンコの曲の中には伝統をふまえつつ、マリアらしい
今風でシックな要素が加えられている。
スポンサーサイト