






ネネ(ハワイガン)
1949年にハワイ州の州鳥となったネネ(Hawaiian goose)は北米に祖先を持つと
言われている。体長は55cmから75cm、体重は2キロ前後になると言う。ネネは一度に
5個から8個の卵を産み、30日ほどで孵化する。この間、オスはかいがいしく卵の
世話をする。ハワイ名のネネは、ネーネーという鳴き声が由来となっていて、つぶらな瞳
と愛らしい鳴き声で人気は高い
ネネは雁(ガン)の仲間であるが、岩稜地帯に生息するため、水掻きがかなり退化している。
また、渡り鳥としての性質もなくなっていて、産卵時期や産卵場所、交尾の場所など、
他の雁とはまったく異なる性質が数多く確認されている。その一方点で、失われていない
性質もあり、水鳥なので泳ぐことができるし、雁の特徴であるV字編隊での飛翔も行う。
厳密に言うなら、1951年にネネは絶滅したと言われている。しかし、個人が飼育していた
約30羽が生き残っていたため、これらを繁殖して今日に至っている。
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