2010年、軍事政権下のミャンマーで、オーストラリア人アーティスト、ミス・ニッキーと
金儲け主義のミャンマー人起業家ピーターの奇妙なコンビによって、少女5人のアイドル
グループ「タイガー・ガールズ」が結成された。メンバーは、音痴で混乱すると過呼吸に
なるワイ、ダンスが苦手なティクティク、仕切り屋アームーン、美声なのに「カワイくない」
キミー、そして軍人の父を嫌うチャチャ。出資者の撤退やグループ名変更などの危機を
乗り越え、5人は懸命にミス・ニッキーについて行く。抑圧が身に染みついた若者たちは、
成功が唯一の突破口だと信じているのだ。
アウン・サン・スー・チーが政治に復帰し、2012年4月の選挙が近づく中、新グループ名
「ミャンマー・ガールズ」としてアルバムの発売許可を得た5人は各地で脚光を浴びる。
そして、5人が自力で歩き始めるのを確認したミス・ニッキーは、出産に向けてオースト
ラリアに帰国することを告げる。ミス・ニッキーの置き土産はアメリカ、ロサンゼルスでの
レコーディング。そして、その先には何が待ち受けているのだろうか・・・
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