
今、世界はカジノブームに沸いている。
シンガポールは現在カジノ施設を建設中である。
シンガポール政府は建国以来40年間、ギャンブルにより身を持ち崩す者が
増加するなどの社会への悪影響を懸念し、カジノ設置を容認しない姿勢を
貫いてきたが、同国を取り巻く環境の変化を踏まえ、第3代首相リー・シェンロン氏
は設置推進へと舵を切ったのだ。この政策転換に至った背景や設置決定までの経緯、
併せてシンガポール政府が国民のために用意したギャンブル依存防止対策について
はこうだ。
2005年リー・シェンロン首相はカジノを含む総合リゾート開発計画を発表した。
計画地点は、中央ビジネス地区に隣接するマリーナ・ベイ・エリアと、
観光リゾート地セントーサ島の2ヵ所である。
複数の開発業者による開発計画案のコンペを経て、2006年5月には、
マリーナ・ベイ・エリアの開発業者がアメリカ・ラスベガスのカジノ業者ラスベガス・サンズに、
12月には、セントーサ島の開発業者がマレーシアのゲンティン・インターナショナルに
決まったのだ。
シンガポール政府観光局によると、開発計画案コンペの審査に当たっては
観光アピール度、建設コンセプトとデザイン、開発コスト、開発業者の財務力の4項目の
基準を設けるとともに、各予定地の地域性を考慮し、マリーナ・ベイ・エリアでは
中央ビジネス地区至近というロケーションにふさわしい国際会議場の設置などが
盛り込まれた開発計画、セントーサ島では大型レジャー施設の設置など家族でも
楽しめるような開発計画であることを審査のポイントにしている。
世界ではアメリカはラスベガス、マカオ、韓国、モナコ、カンボジアなどが有名だ。
ロンドンではカジノ計画が持ち上がったが、首相が変わった途端白紙となった。
しかしいいことばかりではなく、マイナスの部分も考えなければならない。
はてさてどうなりますか。
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