













カルロス・ヌニェスは1971年スペイン生まれの彼は8歳からガイタの演奏を始め、
13歳にして既にフランスのケルト文化圏であるブルターニュの交響楽団のガイタ
(スペインの民族楽器)ソロ奏者として招かれるなど、非凡な才能を見せていた。
18歳の時にアイルランドのベテラン・グループザ・チーフタンズとステージで共演した
のをきっかけに頻繁に彼らと共に活動するようになり、30年以上同じ6人で活動してきた
メンバーに「7人目のチーフタン」とも呼ばれた。
彼らの世界ツアーにも同行していて、単独で来日する以前にすでに数回日本を訪れている。
ケルト特有の哀愁を帯びた旋律やリズムにフラメンコやファド(fado、ポルトガルの民族音楽)
の情熱的な要素が巧みに織り込まれている彼の音楽はときに繊細で切なく神秘的な音を奏で、
ときにドラマティックで壮大、ときに気さくでにぎやかな面を見せて、故郷ガリシアの土や水、
空気の匂いまで感じさせてくれる。
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