























舘野 泉(たての いずみ、1936年生れの77歳)は、東京生まれのフィンランド在住の
ピアニスト。
父舘野弘はチェリスト。母舘野光(小野光)はピアニスト。母方は、明治維新まで7代に
わたって仙台藩の能楽を司っていた家系。
東京都で生まれ育ち、東京藝術大学音楽学部ピアノ科を首席で卒業。ピアノはレオニード・
コハンスキー、安川加寿子、豊増昇、イェルク・デームスに師事した。
2002年、フィンランドでのリサイタル中に脳溢血で倒れ、その後遺症として右半身に麻痺が残る。
2003年のオウルンサロ音楽祭で復帰を果たす。その中でスクリャービンやリパッティによる、
左手のためのピアノ作品を演奏した。それをきっかけに、本格的にこの分野を開拓していこう
と決意。翌年には日本で、左手のピアノ作品によるリサイタルを開き、マスコミにも大きく
とりあげられた。以後、演奏会、録音ならびに新作委嘱などを通して、左手ピアノ曲の普及に
つとめている。
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