



ヴァイオリンの聖地と言えばイタリアの「クレモナ」である。
クレモナ(Cremona)は、人口約70.000人のイタリア共和国ロンバルディア州
クレモナ県のコムーネの一つで、クレモナ県の県都である。ヴァイオリン類の
生産地として知られる。
12世紀に建設された大聖堂(S. Archelao and S. Imerio)は1107年に建築が
始まり、1196年に献堂された。またエジプトのマリアの聖遺物もクレモナに
おかれている。
クレモナで活動した楽器職人にはアントニオ・ストラディバリらがいる。
つまり300年前に製作されたヴァイオリンの名器「ストラディ・ヴァリウス」が
この地で誕生したのだ。
このストラディ・ヴァアリウスは92歳の生涯を閉じるまでに1000丁余り作って
いると言う。
ここでヴァイオリン製作に取り組んでいる3人の日本人がいる。
菊田浩(42歳)、高橋明(38歳)、天野年貢(37歳)でいずれも若い。
3人とも国際チャイコフスキーコンクール製作過程で3位以内を確保しているのだ。
ヴァイオリンを弾けなくても作れることを実証している。
いずれにしても今後が楽しみでもある。
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