









スペイン、雲上のモンセラット修道院の少年聖歌隊の声。修道院はカタルーニャ地方の
独立心の象徴である。サッカーのFCバルセロナ応援歌もこの雲上の地で発表された。
しかも独自の言語を禁じられた時代にである。
軍人フランコ独裁政権時代、反骨の歌を歌い続けたパコ・イバニェス。詩人の詩を詠むような
歌声は、今も健在。世界遺産の音楽堂で練習する合唱団もある。
聖歌隊は13世紀に修道院の学校として創立された記録が残るヨーロッパ最古の少年合唱団。
カタルーニャ全土から選抜された9歳から14歳の少年たちが所属している。少年たちは、
全寮制の修道院付属の学校で生活をしながら音楽のエリート教育を受けている。
少年たちの歌声は一日二回の礼拝で披露される。
かつて戦後の軍人フランコ独裁政権に強烈に抵抗、反骨の歌手として歌ったのが
パコ・イバニェス。今もバルセロナの英雄である。
世界遺産の建物で歌う市民跋渉団、カタルーニャの地域色たっぷりの歌声が響く。
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