ドイツでは1年で一番大切なお祭りがクリスマス。
11月最後の日曜日から町ではクリスマスの準備がはじまります。各家庭ではアドヴェント
待降節のためのアドヴェントクランツ(樅の木の枝をまるくしたリース)が飾られ、4本の
ローソクを立て、1本のローソクに火をともします。その日から日曜日が来るたびにまた1本と、
最後の1本の4本目がともると、クリスマスはもう目の前、24日のイヴは家族で大事な晩餐。
25日は家庭で静かに時を過ごす。
クリスマスの準備が町々で始まります。市庁舎の前の広場では特設のテントを張り、数多くの
マーケットが盛大に繰り広げられ、大きなクリスマスツリーが飾られる。
クリスマスマーケットで有名な町として、ドレスデン、ニュールンベルグ、ローテンブルグ、
シュテュテュガルトがある。
寒い冬の夜、グリューワインを飲みながらプレゼントや飾り付けを買うため、マーケットに並ぶ
店々を見て回りる。グリューワインとは、赤ワインにたくさんの香辛料とオレンジ、レモンを入れ、
温めて飲むワイン。クリスマスマーケットには必ずこのグリューワインを売る店が何軒か出店され
これを飲まないとクリスマス近しの実感がわかないほど、重要な飲み物なのだ。
1370年には既に「シュトリツェルマルクトが開催されている」と書かれた文献が残されている。
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