林 芙美子(はやし ふみこ、1903年 - 1951年)は、日本の小説家。
物心ついた小学生時代に貧しかった生い立ちからか、底辺の庶民を慈しむように描いた作品に、
ことに名作がある。「文壇に登場したころは『貧乏を売り物にする素人小説家』、その次は『たった
半年間のパリ滞在を売り物にする成り上がり小説家』、そして、支那事変から大東亜洋戦争に
かけては『軍国主義を太鼓と笛で囃し立てた政府お抱え小説家』など、いつも批判の的になって
きた。/しかし、戦後の六年間はちがった。それは、戦さに打ちのめされた、わたしたち普通の
日本人の悲しみを、ただひたすらに書きつづけた六年間だった」というように波瀾万丈だった。
代表作に「放浪記」がある。
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