五代目 坂東玉三郎(1950年生まれの65歳)は、歌舞伎役者、日本の俳優、
映画監督、演出家。本名は守田 伸一。歌舞伎名跡「坂東玉三郎」の当代。
歌舞伎界を背負って立つ立女形。評価の高い舞台での美しさと存在感に加え、
昭和歌舞伎を代表する大役者・六代目中村歌右衛門亡き後、かつて歌右衛門が
つとめた数々の大役を継承して新しい境地を確立している。若くしてニューヨーク・
メトロポリタン歌劇場に招聘され、アンジェイ・ワイダ、ダニエル・シュミット、ヨーヨー・マ
ら世界の超一流の芸術家たちと多彩なコラボレーションを展開するなど、その影響と
賞賛は世界的なものである。また、映画監督・演出家としても独自の映像美を創造した。
その他にも、演劇全般に関する私塾「東京コンセルヴァトリー」の開校や熊本の八千代座
保存への協力など、演劇以外にも活躍している。また歌舞伎だけでなく、10代半ばより
レッスンを受けたバレエの実力も、プロ・バレリーナと一緒に踊りをこなしても何の遜色も
ないどころか、玉三郎自身が一バレエダンサーとしての評価にあずかるほどのものがある。
近年は歌舞伎と縁の薄い邦楽の演出も手がけている。趣味はダイビング。
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