
日本を代表するピアニストで、世界的に活躍した中村紘子(本名:福田紘子)さんが、
今月26日、大腸がんのため、東京都内の自宅で亡くなりました。72歳でした。
昭和19年に山梨県で生まれた中村紘子さんは、3歳でピアノを習い始め、中学3年の
とき、今の日本音楽コンクールで史上最年少で1位になりました。
昭和40年には世界の一流ピアニストへの登竜門として知られる「ショパン国際ピアノ
コンクール」で、日本人で初めて4位に入る快挙を成し遂げ、その後も繊細さと躍動感を
兼ね備えた演奏で多くのファンを魅了し、日本を代表するピアニストとして世界的に活躍
しました。
これまでに国内外で3800回を超える演奏会を行い、平成20年に紫綬褒章を受章した
ほか、翌年には日本芸術院賞・恩賜賞に選ばれています。
中村さんは、おととし大腸がんが見つかり、その後、演奏活動の休止と復帰を繰り返して
いましたが、およそ2年半の闘病の末、今月26日、東京都内の自宅で亡くなったという
ことです。
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