ラヴィン・スプーンフル(The Lovin' Spoonful)は主に1960年代に活躍したアメリカの
バンド。2000年にロックの殿堂入り。
ハーモニカ奏者であるジョン・セバスチャンとコード・カッティングの名手であるギタリスト
ザル・ヤノフスキーの2人を中心に結成され、1965年に「魔法を信じるかい?」でデビュー。
他のメンバーはジョー・バトラー(ドラムス)とスティーヴ・ブーン(ベース)。元々はマグワ
ンプスというフォーク・グループが分裂してできたバンドで、もう一方はママス&パパスを
結成した。
穏やかなフォークのセンスをベースとしながら、当時のブリティッシュ・インヴェイジョンの
影響によるロック性をうまくブレンドした音楽性でいくつものヒット曲を放った。
1967年にヤノフスキーが麻薬所持で逮捕されたため脱退、後任にモダン・フォーク・カル
テットのメンバーであるジェリー・イエスターが加入した。イエスターが加わって制作された
4作目のアルバム『エブリシング・プレイング』発表後、リーダーのセバスチャンが脱退すると
バンドは立ち行かなくなり、まもなく解散した。解散後に実質的なジョー・バトラーのソロ・
アルバムである『革命』が、レコーディング契約の都合上、ラヴィン・スプーンフル名義で
発表された。
スポンサーサイト