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Royal Hawaii

ALOHA! ハワイアンバンドでスチールギターをやっています。 ハワイアンファンの皆様、全員集合。

フェザー-1
フェザー-2

 ハワイ固有の鳥の羽を利用して作られたケープやレイ。これらの羽毛の装飾品は、
王族たちだけが身にまとうのを許された神聖なもの。一般人にはタブーとされた。
何千、何万という羽毛を使うため、現在では職人の数もごくわずか。
作るのにたいへんな労力を要するフェザー・レイが高価なのはいうまでもない。
数日でなくなってしまう花のレイに対し、形が後に残るフェザーレイは、
ハワイの王室など身分の高い者が身につける、特別なレイなのだ。
色とりどりのトロピカルな鳥たちの羽を使ったレイは、何万もの羽根を手作業で作る
その労力の大変さと、鮮やか彩りで珍重されたのだ。しかしながら、
現在はそれらのハワイ原産の鳥は保護鳥となっており羽の入手が困難なため、
主にアヒルやガチョウの羽を染めたものが使われていると言う。フェザーレイ自体、
作る人も非常に少なくなってきたそうで、損得よりも伝統の技術を少しでも多くの
人に伝えて残したいという願いから続けているようです。
・ヴィリ・ポエポエ
・フム・パパ & カモエ
フェザー・レイには大きく分けて2つの種類がある。1つは伝統的なスタイル
「Wili Poepoe(ヴィリ・ポエポエ)」。これは首に巻いたり、帽子につけたりするもので、
芯となる糸にらせん状に羽を巻き付けて行くもの。もう1つは、帽子のリボンに
使われるコンテンポラリー・スタイルのフラットなレイ。土台に針を使って
縫いつけていく「Humupapa(フム・パパ)」と、糸で巻き付けていく
「Kamoe(カモエ)」がある。
今では誰もがフェザーレイを身につけることができるが、フェザーレイ1本を作るのに
必要な所要時間は、なんと平均20時間から80時間。そのため、
買えば最低でも$50、時には$600もする稀少なレイが、このフェザーレイなのだ。
現在ハワイ唯一のフェザーレイ専門店「ナ・リマ・ミリ・フル・ノエアウ」で実施している
のは「フェザーレイ・メイキング・クラス」がある。
同店オーナーのアンティ・メリー・ルー(右)と娘のポーレットさん
メリー・ルーさんはアンティ・メリー・ルーの愛称で知られ、ハワイの
フェザーレイ・メイキングの第1人者。1955年に、レイラニ・フェルナンデスさんに
師事してフェザー・ワークを始め、ナントこの道50年! 
1970年からレイ・メイキングのクラスをスタートし、これまでにビショップ博物館や
ハワイ大学、コミュニティセンターなどで、その貴重なテクニックをシェアしてきた。
1978年には全米芸術協会から表彰されたり、ホノルル市長から「フェザー・レディ」の
称号も受けたという、押しも押されぬフェザー・ワークの大御所と言える。
過去には、チェコスロバキアのTV局まで取材に来たそうだから、その名声は世界的。
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テーマ:ハワイ - ジャンル:海外情報
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