藤 圭子(1951年~2013年)は、日本の演歌歌手。本名、宇多田 純子。旧姓、阿部。
岩手県一関市生まれ、北海道旭川市育ち。1960年代末から1970年代初頭にかけて、
夜の世界に生きる女の感情を描いた暗く陰鬱な楽曲(『怨歌』)を、独特のドスの効いた
ハスキーボイスで伸びやかかつ深々と歌い上げ、その可憐な風貌とのギャップも相俟
って一世を風靡した。代表曲は「圭子の夢は夜ひらく」。
別居中だった夫は音楽プロデューサーの宇多田照實、娘は歌手の宇多田ヒカル。
元夫は演歌歌手の前川清。
幼い頃から浪曲歌手の父、三味線瞽女の母・竹山澄子の門付に同行。旅回りの生活を
送り、自らも歌った。貧しい生活を支えるために、高校進学を断念。17歳の時に岩見沢で
行われた雪祭り歌謡大会のステージで歌う姿がレコード会社の関係者の目に留まり、上京。
約1年間、初代林家三平宅に下宿する。1969年RCAレコードより「新宿の女」でデビュー。
2013年東京都新宿区のマンションの前で倒れているのが発見され、搬送先の病院で死亡が
確認された。遺書など見つかっていないが、衣服の乱れや争ったような跡がないことなどから、
新宿警察署によって飛び降り自殺を図ったと断定された。
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