小林 一三(1873年 - 1957年)は、日本の実業家、政治家。阪急電鉄・宝塚歌劇団・阪急
百貨店・東宝をはじめとする阪急東宝グループの創業者。
日露戦争後に大阪に出て、鉄道を起点とした都市開発、流通事業を一体的に進め、六甲山
麓の高級住宅地、温泉、遊園地、野球場、学校法人関西学院等の高等教育機関の沿線
誘致など、日本最初の田園都市構想実現と共に、それらを電鉄に連動させ相乗効果を上げる
私鉄経営モデルの原型を独自に作り上げた。
政界では、第2次近衛内閣の商工大臣を務めて革新官僚の商工次官・岸信介と対立、1941年
から貴族院勅選議員、幣原内閣で国務大臣、初代戦災復興院総裁を歴任したが、戦後、
公職追放となった。
スポンサーサイト