
平山美智子(1923年-2018)東京府東京市出身。1944年に東京芸術大学を卒業。
1953年にイタリアへ渡り、サンタ・チェチーリア国立アカデミア(ローマ)及びキジアーナ
音楽院(シエーナ)にて声楽を学ぶ。1957年にはオーストリアへ行き、モーツァルテウム
音楽院(ザルツブルク)でヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト作品の研究を始めた
のを皮切りに、フーゴー・ヴォルフ以後の後期ロマン派音楽に探求の幅を広げるなど
意欲的な音楽活動を展開する。
1950年代後半から1960年代にかけて欧州各地でオペラ公演への出演を数多く繰り広げる
一方で、イタリア現代音楽作曲家のジャチント・シェルシとの出逢いを契機として『山羊座の歌』を
制作・発表している。
2013年には久々に日本へ戻り、自身の卆寿を記念して『平山美智子-90歳の軌跡』と題する
リサイタルを東京オペラシティで開催した。
2018年4月1日ローマで老衰の為死去。96歳。
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