

ギターの名手と言えばアントニオ古賀を思い出す人は多いと思う。
今年68歳になるが益々元気で活躍している。
アントニオ古(1941年生まれ )は歌手、ギタリスト。東京都出身。
本名は伊東貞行(いとう さだゆき)。
1949年より日本でセゴビア奏法をマスターした唯一のギタリストといわれる阿部保夫
に弟子入り、クラシックギターを学ぶ。1956年には古賀政男に弟子入り、歌唱法を学ぶ。
歌もギターも幅広いジャンルをこなし、その才能を認められて1959年にコロムビア
レコードからLP「フラメンコスタイル・古賀メロディ」で歌手デビューした。
デビュー当時のレコード上の表記はアントニオ・コガと全てカタカナであった。
1960年当時、日本でも人気の高かったラテンコーラスグループのトリオ・ロス・パンチョス
の日本公演にゲスト出演したり、同じ古賀政男門下生のレキント・ギターの名手鶴岡雅義
とコンビを組み活動していた。
特に「アントニオ・コガ ラテン・ギター・ムード」は1961年に発売して同年LPヒット賞を受賞、
このアルバムをきっかけにギタリストとして高評価を得る。同じ1961年にトリオ・ロス・パン
チョスの日本公演にゲスト出演した際にパンチョスのメンバーから贈られた
「その名はフジヤマ」(シングル)がヒットした。 1963年に日比谷公会堂で行われた
初のリサイタルでは、この会場では異例の長蛇の列となり、話題となった。
1964年にはNHK歌のグランド・ショーの司会を務め、茶の間の人気者となった。
1966年には第17回紅白歌合戦に初出場を果たす。ちなみにこの年にはギター演奏の
アルバムもLPヒット賞を受賞している。
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