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Royal Hawaii

ALOHA! ハワイアンバンドでスチールギターをやっています。 ハワイアンファンの皆様、全員集合。

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イオラニ・ルアヒネ(Iolani Luahine)・・・
ハワイ神話の女神ペレやラカに愛された特別なフラ・ダンサー、と人々に言わしめた伝説の
フラ・ダンサー、イオラニ・ルアヒネ。メアリー・カヴェナ・プクイと並ぶフラの歴史に残る重要人物。
現代の大御所ジョージ・ナオペ氏やカワイカプオカラニ・ヒューエット氏も彼女の生徒だったという。
自然や動物のスピリットとも交信できたと言われる、とてもミステリアスな彼女には多くの逸話が
残されている。なかでも僕が気に入っているのは、ジョージ・ナオペ氏が語ったこんなエピソード。
トンガの女王がFBIのエスコートでハワイ島を訪れていた。その日は強い風が吹き荒れていた。
ある訪問先で車を降りるときになっても、あまりの強い風で女王は車を降りることができないで
いた。すると、そこにいたイオラニ・ルアヒネが風に向かってチャントを唱えだした。風は彼女の
唄に反応したかのようにピタッと止んでしまったという。コナのホテルに向かう予定を変更して、
一行はイオラニの家に行くことにした。家に着くと、犬や猫や鶏や豚たちがイオラニとともにトンガ
女王一行を迎えたという。心配する同行者のひとりを制してFBIの人はこう言った。「彼女は風を
止めることができた。私たちは彼女と一緒にいる」。
彼女が踊るとボルケーノから鳥が飛んできた、とか、雨が止む時間を予言した、とか、そんな
逸話に彩られたイオラニは、何よりフラを踊るとき、その類い希な存在感を発揮した。カヒコを踊る
彼女は、恍惚としてチャントと踊りが描く神話のなかの古代ハワイに、一息に線を越えて行って
しまう。そんなフラ・ダンサーだった。
イオラニ・ルアヒネは1978年63歳で他界した‘Iolani Luahineは、King Kalākauaの時代のHulaを
現代に開花させたフラ・マスターです。“Ka Uluwehi O Ke Kai”の作者として有名な
Edith Kanakaoleや、ハワイ語辞書の編纂者としても有名なMary Kawena Pukui、同じくフラ・
マスターであるLokalia Montgomeryとならび、現代フラの祖として知られています。
彼らと同様に現代フラを築き上げた、Merry Monarch Festivalの創設者であるGeorge Na‘opeに
よって、同世代に生きたフラ・マスターに敬畏をはらい、次世代にそのスタイルや考え方を伝承し
ようとフラ大会が発案された。その思いはGeorge Na‘ope亡き後、 Kawaikapuokalani Hewettに
引き継がれ、イオラニ・ルアヒネ・フラ・フェスティバルとして定着している。
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