



ハワイのクラフトは一流の職人から成り立っている。
代々続く家系から生み出されているのだ。
従って彼らは誇りを持って製作している。
ハワイを代表する「ラウハラ帽子」もそのひとつと言えるだろう。
ハワイで人気の「ラウハラ」は、ハラ(hala)という植物の葉をラウ(lau)編んだ、という意味。
バスケットやランチョンマットなどに加工されることが多いので有名。
長~い葉っぱを干して乾燥させたものを水につけたり、まわりのトゲトゲをとったり
手間をかけて編んでいったものがラウハラの製品になる。
ハラの木は日本では「タコの木」とか「パンダナス」で知られる。
パイナップルのような実がなるがそれを「フアハラ」と言う。
カットしてレイにしたり、昔は乾燥したものを筆代わりに使ったようである。
そのハラの木に咲くお花がヒーナノ、どこにも咲いているわけではなくよ~く探さないと
出会えないと言うのだ。
バニラ色をしたそのお花は大きいもので人間の腕くらいの長さはある。
その花びらをやさしくめくってはがし、レイに編んだり、ヘアピースに入れたりするわけで
あるがすぐに茶色にアザができたように変色してしまう。
昔このヒーナノだけで編んだスペシャルなマットをアリ‘イのために献上したようだ。
ヒーナノの花粉はその高貴な魅力的な香りからアリ‘イたちの夜の楽しみにも
使われたそうであるが、気をつけないと花粉を触ると妊娠しちゃうという説もある。
但し男性は大丈夫とのことです。
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