
バリ島へ行くからには現地での楽器など調べてみた。
先ず出てきたのは「ガムラン」と言う楽器であった。
ガムラン (gamelan) とは、インドネシアの各地で発達している伝統的な
器楽合奏音楽の総称である。しかし、元来は、インドネシア、ジャワ島
中部の伝統芸能であるカラウィタンで使われる楽器の総称であった。
「ガムル(たたく、つかむ、あやつる)」という動詞の名詞形で、その名の通り、
叩(たた)いて音を出す楽器がほとんどである。
ジャワ島のガムランの楽器に使われる原材料は、青銅が主であり、具体的
には青銅製の鉄琴、銅鑼などの類となる。青銅製ではなく、鉄製のものなど
もあるが、青銅製のものが最も音が美しいとされている。ただし、インドネシア
では青銅の元となる錫はほとんど産出されず、ほとんどがマレーシアから
運ばれたものであり、かつての青銅文化であるドンソン文化がマレー半島
を経由してインドネシアに伝わったことを体現している。
現在では、周辺のバリ島の鉄琴や銅鑼などの楽器もジャワ島における用法
にならい、ガムランと呼ばれる。さらには竹製のガムランも広く見られるように
なっている。
これからもいろいろ調べて見たいと思っている。
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