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Royal Hawaii

ALOHA! ハワイアンバンドでスチールギターをやっています。 ハワイアンファンの皆様、全員集合。

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 我々バンドのレパートリーにも「小雨降る径」などのタンゴを入れている。
これは典型的なコンチネンタルタンゴである。
ビートのやり方もアルゼンチンタンゴとは変えている。
タンゴにはヨーロッパを中心に発達したコンチネンタル・タンゴと,本場アルゼンチンで
発達したアルゼンチン・タンゴとがある。それではその違いは何か。
 日本でのタンゴは1930年代にさかのぼる。日本に入ってきたものはほとんどこの
コンチネンタル・タンゴと言ってもいい。一言で言うなら「派手で華麗なタンゴ」という
表現がぴったりである。
 コンチネンタル・タンゴは,20世紀初頭から半ばにかけてヨーロッパで発展した音楽
である。このコンチネンタルタンゴは「洗練して」「上品に」した感じとなっている。
(いわゆるヨーロッパのブルジョア風な感覚)。ダンスホールで踊るために,多くは
大編成のバックバンドで演奏されるのが特徴でもある。音楽的には,よりクラシックに近く,
指揮者が立って,バイオリンのシンフォニーやドラムなどの入ったビッグバンドを指揮する
形となり、音が厚いのでダンスホールやコンサートホールには向いているのかもしれないが、
やや洗練され過ぎて「骨抜き」になってしまっている気よく
する。
 日本人が「タンゴ」と言ってイメージするのはこのコンチネンタル・タンゴの場合が多いと
される。タンゴと聞くと「えっ!」と一歩引かれてしまうことが多いが、アルゼンチン・タンゴは
このコンチネンタル・タンゴとは一味違うと見る向きが多い。
それではアルゼンチンタンゴとは、ブエノスアイレスという街は南米でももっとも大きな都会
であり港町で、19世紀末のブエノスアイレスは,国際貿易港としてかなり栄えた。
アルゼンチンという国は,広大なパンパ(平原)を持った国だけあり,穀物や牛肉などの
大輸出国として栄えていたので穀物の収穫など仕事もヨーロッパの貧しい国や地方から
渡ってくる出稼ぎや移民も多かった。
 しかし,こうした港町にはいつの世も定住の地をを持たない船乗りたちが一夜の夢を
追い求めて酒場に入り浸り、大麻の貿易や密輸入などは日常茶飯事であったのだ。
 ブエノスアイレスの街は繁栄を極めていたので、表通りにはヨーロッパばりのきらびやかな
カフェや店が建ち並び,「南米のパリ」とまで言われるようになった。しかし,一方で貧富の
差はどんどん広がっていき、貧しい小作や労働者は過酷な労働を強いらその結果、裏通り
の方は世界でももっとも危ない地域として恐れられるようになったのだ。
 タンゴが生まれたのは,ブエノスアイレスのボカ地区と言われる一角だと言われている。
このボカ地区は,港町ブエノスアイレスの中でも,このような貧しい「裏町」。このボカ地区の、
貧しい労働者や娼婦たちのたむろするカフェで、ギターを伴奏に踊られていたのがタンゴだと
いわれている。まさにカオスの中から生まれた音楽なのだ。
おなじみの「ラ・クンパルシータ(仮想行列)」は典型的なアルゼンチンタンゴである。
従って実に人間臭く、垢ぬけた感じはない。
さて皆さんはどちらがお好きですか?

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テーマ:音楽的ひとりごと - ジャンル:音楽
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