





「悪魔の奏でる楽器」とも言われている「バンドネオン」。
アルゼンチンタンゴには欠かせない楽器でもある。
日本でプロと言われる人は20人ほど。
しかも楽器そのものは作られていないのだ。今あるものを自分で直すしかないのが現状だ。
メーカーによってボタンの位置も違っており、統一性もない。
アコーディオンに形が似ているし「アコーディオンの一種」という説明も見受けられるが、
鍵盤は、ピアノのような形ではなく、ボタン型で、これが蛇腹を挟んで両側についている。
アコーディオンが1820年代に発明され、改良して作られたアコーディオンの一種である
コンツェルティーナ(コンサーティーナ)の影響を受けて、1840年代、ドイツの
ハインリヒ・バンド Heinrich Band が1847年に考案した。
バンドネオン奏者の早川 純は・・・
1980年生まれの29歳。東京芸術大学音楽学部楽理科卒業。タンゴの新しい可能性を
追求するユニット、Tango-jackを主宰。バンドネオンを小松亮太、ミゲル・バルベーロ各氏に師事。
2002年、アコーディオン奏者coba主宰のベローズ・ラバーズ・プロジェクトに参加。
2003年、2005年と、小松亮太&オルケスタ・ティピカのメンバーとしてアルゼンチンや
ブラジル等南米4カ国で演奏。2003年と2004年に、それぞれタンゴ界の重鎮
レオポルド・フェデリコ、オスバルド・ベリンジェリ、マリア・グラーニャなどの日本公演に参加。
さてこれからバンドネオンの時代がくるのか?
スポンサーサイト