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Royal Hawaii

ALOHA! ハワイアンバンドでスチールギターをやっています。 ハワイアンファンの皆様、全員集合。

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1960年代の「古き良きアメリカ」の音楽業界で偉業を成し遂げた
モータウン・レコード。
ダイアナ・ロスなどの有名人を多く排出した。そしてそのボスが「ベリー・ゴーディー」
そのものなのである。
さらに「ソウル・ミュージック」なる新しい音楽も生まれた。
 ポピュラー音楽の歴史において、「モータウン・レーベル」ほど、数多くの革新
を成し遂げた企業は他にないでしょう。ポピュラー音楽の進化を、あらゆる面で押
し進めた「突然変異的」企業、それがモータウンだ。その偉業をざっとあげると。
1. 小さなファミリー企業から、わずか十年でメジャーのレコード会社と肩を並
べるまでの企業に成長し、インディー・レーベル成功物語の先駆けとなった。
2. それまでは、黒人層を対象として制作、販売が行われてきたR&Bを、白人までも
その購買層としてとらえ、ポップ・チャートに次々と黒人音楽を送り込んだ。
3. 黒人が経営する企業として、アメリカで最大の成功を成し遂げただけでなく、
白人経営陣の採用などによりいち早く社内における人種の壁を破壊したこと。
4. 発祥の地である中東部の街デトロイトを離れず、ニューヨーク、ロス・アンジェルス
以外の街からでも、レコード会社として成功できることを証明した。(モータウンとは、
このアメリカ自動車産業の中心地デトロイトの愛称、モーター・タウンから取られた)
5. 起業戦略として、アーティストを徹底的に教育し、モータウンのイメージ、スタイル
を築き上げるというその後の音楽産業におけるプロモーション活動の基本を示した。
6. そして、これらのことを、ベリー・ゴーディー・Jr.という黒人中産階級出の一人の男が、
10年たらずで成し遂げてしまった。まさに、アメリカン・ドリームの典型であった。
(この業界の常識を覆すような変革は、カリスマ的な「ワンマン」社長だからこそ、
可能だったのだが)
 残念ながら、ベリー・ゴーディーが成し遂げたことすべてが、素晴らしいことだった
わけでなかった。彼が黒人音楽を、白人社会だけでなく世界中に広めたことは、逆に
「ソウル」の持っていた「黒い魂」を失ってゆくきっかけにもなったのだ。80年代に
幅を利かせることになる「ブラック・コンテンポラリー」(通称ブラコン)と言われる
メロウなだけの気の抜けたサウンドの基礎をつくったのは、彼だったかも知れないが、
とは言え、1960年代時点では、彼の成し遂げた業績に文句のつけようはないのだ。
彼の生み出したサウンドは、まさにアメリカのサウンドそのものになったのだから。
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テーマ:洋楽 - ジャンル:音楽
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